広島で救急科医になる

広島大学 救急科専攻プログラム

募集定員:6名
当プログラムは、広島大学病院および連携施設で構成されています。
機関病院である広島大学病院と、多様な連携施設での研修体制によって、
あなたのニーズや思い描くキャリアプランに柔軟に対応できるプログラムとなっています。

広島大学病院での研修

高度救命救急センターでの診療に加え、小児を含む重症救急患者の初期診療や集中治療、
そしてドクターヘリの運用を中心に修練を積むことができます。
搬送されてくる患者層も、実に多種多様。

来院時の年間重篤患者数(令和6年1月〜12月)

Closed ICUに近い形で運用しているため、全身管理や治療方針の決定を当科が主体的に行うのが特徴です。

主な研修内容

  • 高度救命救急センターとしての重症患者初期診療および集中治療
  • 院内重症患者の集中治療(ICU/HCU管理)
  • 院内急変対応チームとしての活動
  • ドクターヘリでの搬送・治療

勤務スケジュール

  • 希望を考慮したシフト制を導入
  • 当直は週1回程度で、当直前後に連続勤務しない体制
  • 週40時間程度の労働時間で、約週2日の休日を確保
  • 夏季休暇7日、冬季休暇5日の年2回、長期休暇取得が可能

教育体制

  • 志馬伸朗教授の教育回診(週1回)
    ICU管理のコツや最新の知見を凝縮した濃密な回診です。
  • ジャーナルクラブ(週1回)
    専攻医がレター作成に取り組むなど、実践的なリサーチ能力を養います。
  • 感染症カンファレンス(週1回)
    感染症科や細菌検査室と連携し、広域抗菌薬の適切使用を検証します。
  • 若手勉強会(月数回)
    各メンバーが興味のあるテーマを選び、早朝に少人数で開催します。
  • M&Mカンファレンス(不定期)
    症例振り返りを通じ、診療の質向上や安全管理を目指します。
  • その他
    JATECやACLSをはじめとするプロバイダーコースの研修参加やインストラクターになるための研修への参加も推奨されています。
    国家試験寺子屋や救急レジセミといった、若手スタッフ中心での医学生や研修医教育の機会も。
    意欲があれば、医学書の執筆も可能です。

その他の特徴

中国地方各県から重症小児救急患者を集約化しており、小児患者治療の経験も多数積むことができます。

広島大学救急集中治療医学の小児救急・集中治療の診療実績をご紹介!

【2018-2024年の小児救急・集中治療の実績】

【内因性・外因性疾患の内訳(2018-2024年)】

3年間のカリキュラム(一例)

広島大学病院:1年間~

原則1年間は広島大学病院での研修。
希望に応じて、当院での研修期間を延長することや、整形外科外傷グループでの研修も可能。

ER研修:6か月~

主な研修医療機関:倉敷中央病院、広島市民病院 など

外傷診療:6か月~

主な研修医療機関:県立広島病院、広島赤十字・原爆病院、京都第二赤十字病院、長浜赤十字病院 など
県立広島病院ではドクターカー研修も実施可能

地域医療研修:3か月~

主な研修医療機関:NHO呉医療センター など

小児救急集中治療:希望に応じて

大阪母子医療センターや北九州八幡病院などでの短期研修も選択可

多様な連携施設

ご質問や見学のお申し込みなど、お気軽にお問い合わせください!