広島で集中治療科医になる

広島大学 集中治療科専門医プログラム

集中治療科専門医になりませんか?

2023年7月、日本専門医機構において集中治療科領域整備基準が正式に認可され、
同年よりサブスペシャルティ領域としての集中治療科専門医制度が始まりました。
広島大学ではこの日本専門医機構認定プログラムを扱っており、2023年4月1日以降に開始した研修は、
機構認定の集中治療科専門医プログラムとして認められます。

学会認定専門医との並行期間(~2027年)

本プログラム開始に伴い、2027年度までは従来の「学会認定専門医」と「機構認定の専攻医」の両制度が移行期間として併存します。
学会認定専門医試験に合格した場合は機構の専攻医登録から外れますが、それまでは両方を同時並行で進めることが可能です。
将来的には、更新のタイミングで学会認定専門医も機構認定専門医へ順次移行していく見込みとなっています。
詳細は学会公式HPを参照ください。

プログラムの特徴

募集定員:3名(応相談)

来院時の年間重篤患者数(令和6年1月〜12月)

広島大学病院は、広島県内外から集まる重症患者に対して高度医療を提供しており、
ICU/HCU院内急変対応チーム、さらには小児重症患者への集中治療にも積極的に取り組んでいます。
多種多様な症例で集中治療を経験することができます。
また、必要に応じて連携施設での研修や、救急科・麻酔科など他領域の研修を組み合わせることで、
幅広い重症診療スキルを身につけることが可能です。
研修期間は最短2年、最長5年まで柔軟に対応できるカリキュラム制を採用し、
個々のキャリアプランに合わせて研修内容を調整できます。

広島大学病院での研修概要

主な研修内容

  • 重症患者の初期対応からICU/ECU/HCUでの集中的な治療管理
  • 院内急変対応チームの活動を通じた院内重症管理
  • 他診療科との連携による多彩な重症例の経験
  • 小児重症患者への対応(呼吸不全、敗血症、外傷など)

勤務体制とワークライフバランス

  • シフト制を導入し、週40時間程度の勤務で約週2日の休日を確保
  • 当直は週1回程度で、当直後に連続勤務しない体制を整備
  • 院内保育所を利用可能で、育児と仕事の両立を支援
  • 夏季・冬季休暇など、長期休暇取得も柔軟に対応

教育・指導体制

  • 教授回診(週1回)
    重症管理に関する最新の知見や実践的ノウハウを習得
  • ジャーナルクラブ(週1回)
    論文執筆やリサーチ能力を養成
  • 感染症カンファレンス(週1回)
    抗菌薬の適正使用を検証し、院内感染防止策を強化
  • M&Mカンファレンス(不定期)
    合併症や転帰不良例の振り返りによる診療の質向上
  • シミュレーション教育
    手技やチームワークを高めるためのシミュレータを活用

ご質問や見学のお申し込みなど、お気軽にお問い合わせください!