【連携施設】市立三次中央病院での勤務 (スタッフ T.M.先生)

基本情報

氏名:T.M.
所属施設・科:市立三次中央病院 救急科
在籍期間:卒後6年目10月 〜 卒後9年目9月
現在の年次:卒後9年目
出身大学:広島大学医学部(ふるさと枠)

この研修を選んだ理由・職場の雰囲気

この施設・プログラムを選んだ決め手は?

地域枠の義務を消化できる病院の中で、最も救急診療に力を入れていると感じたのが市立三次中央病院だったので、義務消化の拠点を作るため2021年に救急科を新設しました。

施設の魅力を一言で表すと?

臨床(救急外来/ICU)から教育、さらにマネジメント業務まで幅広く経験できる環境です。各診療科のバックアップが手厚く、病院全体が救急診療に非常に協力的です。

初めて見学したときの印象・雰囲気は?

初めて見学に行った時は、まだ救急科の設立が決まる前でしたが、救急外来にビデオ喉頭鏡だけでなく、REBOAが配置されており感動しました。

指導医や上司との関係は?

院内に直接の上司や指導医はおられませんが、困った時には大学病院の先生にすぐ相談できる体制が整っています。単身勤務でもバックアップがしっかりしており、安心して研修を進めることができました。

勤務形態・スケジュール


日中と当直の業務内容の違い

救急外来に残る患者さんがいれば当直医に引き継ぎを行い、日勤業務を終了します。


主な患者層

二次救急に該当する患者さんが大多数ですが、医療圏内に三次中央病院より高次医療機関はないため、重症な患者さんも一旦は受け入れて初療を行う必要があります。

学習・キャリア形成

勉強会・カンファレンス
定期開催はしていませんでしたが、スタッフのニーズに合わせて随時レクチャーを企画していました。自分で勉強会を企画、運営するのは良い経験となりました。

学会発表・研究活動のサポート
 病院からは学会参加費や旅費の補助に加え、セミナーや論文投稿費まで補助が出たため、学術活動にも積極的に挑戦することができました。

今後取得を目指す専門医・サブスペシャリティ
救急や集中治療領域を深堀りするため、大学院への進学を検討中。

働きやすさ・待遇

給与・手当・休暇制度
夏季休暇3日、リフレッシュ休暇2日、有給は最低5日消化が義務。当直明けの午後はフリーだったのでメリハリある勤務でした。

オンとオフのバランス
当直明けは午後に帰宅できるため、家族時間や趣味に充てやすいです。各科の先生方の協力で土日の連休取得も比較的容易でした。

将来の展望

キャリアプラン
「救急集中治療といえば広大!」と言われるような組織になれるよう、微力ながら貢献していきたいと思っています。

この施設での経験の活かし方
単身勤務で学んだチームマネジメントや行政・消防との連携ノウハウは、どの現場でも応用可能な財産になりました。

職場周辺の情報

  • うどん日和(うどん) ─ 出汁も天ぷらも絶品。当直明けの定番。
  • muk(スイーツ/フレンチ) ─ 昼はスイーツ、夜は予約制フレンチと二つの顔を楽しめる人気店。
  • 串げん(焼き鳥) ─ 何を食べても外れなし。要予約。
  • 御食事処ふくしま(居酒屋) ─ 歓送迎会の定番。店主の人柄に救われます。

休日の過ごし方
単身赴任だったため週末は広島市へ戻り家族と過ごすことが多め。

院外研修・セミナー
広島では湯来セミナーや救急レジセミの運営に関わりつつ、集中治療学会のU35プロジェクトにも参加し学会セッションの企画も経験。県内にとどまらず全国でも学びを深めました。

最後に一言

これから見学を検討している方へ
救急医は臨床だけでなく、教育やマネジメント能力など多方面の能力が必要ということを学びました。これから勤務される先生にも自分なりの学びを見つけて欲しいなと思います。

印象的なエピソード
超重症な患者さんを大学病院へ2時間かけて転院搬送し、人生で最も長い2時間を経験しました。大学に到着した時、上級医が出迎えてくれた時の安心感は今でも忘れられません。

市立三次中央病院 救急科は、新しい仲間をいつでも歓迎しています。

さらに詳しく知りたい方へ

見学や研修内容の詳細に興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!

実際の見学で、スタッフやレジデントの生の声をぜひ体験してみてください!

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