基本情報
【氏名(イニシャル)/卒後年次/所属施設・科】
氏名:M.O
卒後年次:専攻医1年目
所属施設・科:広島大学病院 救急集中治療科
【ご出身大学/入職年度】
出身大学:広島大学医学部(ふるさと枠)
入職年度:2024年
この研修を選んだ理由・職場の雰囲気
この施設・プログラムを選んだ決め手は何ですか?
救急科1年目は、教育体制の整った施設で知識や技術を基礎から学びたいと思ったので、この病院を希望しました。
また、ここでの救急科に魅力を感じて「救急医になろう」と決めたので、3年間の後期研修を送る上でのモチベーションを高める意味でも、基幹施設である広島大学病院を選択しました。
施設(病院)の魅力を一言で表すと?
救急科管理のICUで超重症例の管理を学ぶ機会が豊富。ECMO症例を多く経験できるのが特徴の一つです。
初めて見学したときの印象・雰囲気はいかがでしたか?
科内でのディスカッションが活発で、レジデントへのフィードバックがこまめに行われている点が印象的でした。
指導医や上司との関係はどんな感じですか?
上級医の先生はフランクな方が多く、小さな疑問から診療方針の大きな決定まで親身に相談に乗ってくださいます。

勤務形態・スケジュール

日勤・当直などのシフト体制、勤務時間を教えてください。
日勤はおおむね 8:15〜17:00(病棟業務)を基本とし、当直は月2〜3回程度です。夜間もICU管理や救急対応が中心になります。
日中の業務と当直時の業務内容に違いはありますか?
夜間は少人数体制なので、自分の判断で幅広い対応を行う必要があり、より主体的に診療にあたれます。
1日の大まかな流れを教えてください。
7:30に出勤してカルテチェックを行い、8:15から朝のカンファレンスを実施。
その後チーム回診をしながら、外傷外科や重症管理にかかわる診療チームと連携します。
午後は病棟業務や急患対応(救急車や院内急変など)をこなしつつ、16:15頃から夕カンファで夜勤者へ申し送りを行います。
ER対応の日は、入院後の管理まで含めて担当することが多いです。
どんな患者さんが多いですか?
敗血症、重症呼吸不全、小児救急、外傷など幅広く対応しています。
悪性腫瘍や自己免疫性疾患、移植後などの重症例も多く、ICU管理を通して高度な治療経験を積めます。

当直業務
当直は夕方から翌朝まで病院に待機し、夜間のICU管理やER対応を行います。
救急車対応や院内急変の初期診療など、特に夜間帯は少人数な分、より包括的な判断を要求されます。
自律的に学びやすい環境が整っているのが特徴です。
学習・キャリア形成
勉強会やカンファレンスの頻度・内容を教えてください。
教授回診と教育カンファレンスが週1回ずつあり、教授や指導医から直接フィードバックをもらえる場があります。
他科の先生やコメディカル(栄養士、薬剤師など)と連携した勉強会も不定期で開催され、
幅広い視点から診療をブラッシュアップできる環境です。
学会発表や研究活動へのサポートはありますか?
スライド作成や発表内容については上級医が丁寧に指導してくれます。
発表の練習も参加者全員でフィードバックし合い、実践力を養うことができます。
今後取得を目指している専門医やサブスペシャリティがあれば教えてください。
今後は小児救急や集中治療にさらに興味があり、専門性を深めていきたいと思っています。

給与・働きやすさ
給与・手当・休暇制度について教えてください。
夏季休暇は9日、冬季休暇は5日で、有給は5日以上の消化が必須になっています。
オンオフをしっかり切り替えられるように制度が整っており、当直や残業に応じた手当もしっかりと支給されます。
オンとオフのメリハリはつけやすい環境ですか?
日勤と夜勤の交代制なので、緊急呼び出しがなく、オンオフがはっきりしています。
外来バイトや他の外勤は可能ですか?(制限などあれば)
応相談ですが、具体的な条件はその都度変わることがあるので、興味のある方は見学の際にお問い合わせください。
将来の展望
将来のキャリアプランを教えてください。
広島県の救急診療に貢献できるよう、この3年間は成人救急のスキルをしっかり身につけ、
その後は小児診療や教育にも力を入れたいと思っています。
この施設での経験が将来どのように活かせそうですか?
重症例を数多く経験しながら、解剖学・生理学の基本に基づいたアプローチを身に付けられたので、
将来的には病院前診療や教育現場でもその基盤を活かし、柔軟に対応していきたいと考えています。
職場周辺の情報
おすすめの飲食店・カフェなどがあれば教えてください。
・みんな食堂:納豆しおっぺチャーハンが絶品です。居酒屋メニューも豊富で、先輩たちとよく利用しています。
・スターバックスコーヒー:院内にあるため、勉強やちょっとした気分転換に便利です。
・くれや(焼肉):牛タンが人気で、広大救急の懇親会でもよく利用します。
お休みの日の過ごし方を教えてください。
舞台鑑賞が趣味で、連休があれば旅行に行ったり、広島市内を観光したりしています。
また、JATECやPALSなどのコースを受講したり、興味のあるセミナーに積極的に参加したりすることもあります。
院外の研修やセミナー、勉強会へ参加する機会はありますか?
当直や休みの調整が取りやすいため、学びたいと思ったセミナーには参加しやすい環境です。
最後に一言
これからこの施設での研修を検討しているレジデント・学生さんへメッセージ
救急・集中治療の基礎を学びたい方には最適な環境だと思います。上級医もフレンドリーで、丁寧に指導してくださいます。
見学だけでも大歓迎ですので、少しでも興味のある方はぜひ足を運んでみてください!
特に印象的だったエピソードなどがあれば教えてください。
他院でVV ECMOを導入した患者さんを当院に搬送した時、普段と異なる環境でのカニュレーションにとても緊張しました。
しかし、統括する上級医の的確な指示のおかげで、チーム全体の連携がスムーズでした。
この経験を通して、単に技術だけでなく先読みして動く力や判断力を培うことが大切だと実感し、
自分のキャリアに対するモチベーションがより高まりました。
広島大学救急は、新しい仲間をいつでも歓迎しています。
さらに詳しく知りたい方へ
当科やプログラムの詳細に興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
広大救急に見学に来てくだされば、様々なスタッフの生の声を聞けますよ!